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沖縄のアパレル中小企業に正社員で働いてたが、振り返るとブラック企業だったと思う

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ブラック企業

どーも。

じつは私。4年間、沖縄のブラックアパレル企業に勤めていたことがあります。

もしかしてブラック企業⁉と、思う時もありましたが、、

初めての就職だったのもありブラック企業なのか?じゃないのか?の判断があやふやで確信できず、会社の雰囲気にのまれてた部分もあったかもしれません。

しかし今振り返ると、あのアパレル会社はブラックだったんだとやっぱり思います。

もしかしたら「アパレルならよくあること」「中小企業が多い沖縄では普通だよ」と思うかもしれませんけど、、、

とにかく、どうぞ笑ってくれという感じです。

効率の悪い運営から生じるサービス残業

私が勤めてたアパレル会社は、少し変わった運営だったのかもしれません。

基本的にアパレル企業は、接客スタッフ、商品を仕入れするバイヤー、広告などを作成する広報やデザイナーなど、各部署で役割りを分けて運営する場合が多いです。

基本経営

しかし勤めてたアパレル会社では基本、接客スタッフをしながらバイヤー、広報やデザイナーの仕事をする運営方法をとっていましたが、、、

人材不足のため部署を構えての運営をやりたくてもできない状態だったかもしれない)

問題「勤務時間=営業時間」だったことです。

それだと働いてる間は基本接客しかできません。(客はめちゃくちゃ来るから超忙しい)

おかしい経営

「売り場(現場)のことを把握しないと、他の業務もいい仕事ができない」という会社のお偉い方が決めた方針だったのですが、

それだと接客以外の業務は時間外(サービス残業)でやるしかない状況

サービス残業なのでやる気のない人も出てくるし、どの作業も中途半端な状態になってたので、返って効率の悪い働き方をしていたように感じます。

暗黙の了解の始業前出勤

給料が発生するのは始業時間は朝10時からとなってましたが、暗黙の了解で朝9時には出勤となってました。

面接では何も言われず、初出勤日に店長から「本当は9時出勤でみんなやってる事だから!」と言われたのを覚えています。(それですんなり納得してしまった私はバカだったと思う)

早く出勤して何をするかというと、店舗の掃除や商品の発注準備、トラック1台分もの量の在庫運びです。

うん、完全に業務です。笑

荷物運び

プライベートが無くっていく①

なんでもサービス残業

やたらと営業時間外のサービス残業が多い会社でしたが、新店舗のオープンになると特に酷い。

専門の業者さんを雇うお金がないのか、ある程度 建築屋さんが店舗を立てたら、あとの作業は全て会社のスタッフがやります。

ペンキ塗りから始まり、電気関係の工事、家具の搬入から設置工事、トラック何十台分のも商品の搬入から陳列までと、、、やることは多岐にわたります。

この新店舗のオープン準備は1ヶ月続きますが深夜12時に帰るのはざら、深夜3時まで働いてた時もありました。

am3

もうアパレルではなく何でも屋状態。

みんな多少不満を持ってたかもしれませんが、上司からの圧力もあり黙々と働いてしかありません。

他のアパレル会社が新店舗をオープンする時ってどうしてるんでしょうか?こんなことしてるんでしょうか?

プライベートが無くなっていく②

上司のプライベートの手伝いも多い!

引っ越しの手伝いをした際は「手伝った」というか「手伝わされた」と言うほうが正しい。

「いや!もう仕事の範疇を超えてるし、引越し業者を呼べよ!」

と思いますが、当時はそんな発想さえなくブラック企業で洗脳される恐ろしさを感じます。

いいように使われてました。

引越しの手伝いは仕事終わりにスタートし深夜1時に終了。仕事の延長戦のような感覚です。

さすがに上司も申し訳ないと思ったのか、自販機のジュース1缶もらいました。

やったー!笑

am1

その1週間後、スタッフ2人が辞めていきました。

スキルは上がっても給料は月13万

初任給は月13万からのスタート。(そこから税金やら保険やら引かれるので手取りは10万あるかないかです)

もちろん手当てなんて無いし、ボーナスもありません。(店長クラスになるとそのボーナスがあるそうですが、店長というポジションはすでに埋まってる状態)

昇給もあるようですが、年間の売り上げを2倍にできれば昇給という難しい条件。

そう、なので私も含め、入社するほぼ全ての社員がずっと月13万の給料。

月給13万

8年間勤めて辞めてしまった同僚も、ずっと月13万の給料だったと言ってたので、昇給はあるようでないもの。

それに休みは月5回しかなかったので、正社員なのにコンビニアルバイトの方が全然給料が良いという、不思議な現象が起きてました。

まさに企業側からしたら「エコ」な人材。笑

偏った考えを持つパワハラ上司たち

仕事優先

この会社にはサービス残業が大好きな狂った上司しかいない

家庭持ちの人もいたけど、家族といる時間より会社のスタッフといる時間の方がはるかに長い状態で、いいように会社に洗脳されてしまった人が多い。

まるで素晴らしいことをしてるかのように、ニコニコしながら何時間もサービス残業をしてるのが逆に怖く感じる時もあった。

まぁ それだけならいいけど、

仕事が終わり先に帰ろうとする人がいたら、「社会人は、なにより仕事を優先するもの!」と言って帰れない空気にした挙句「家庭は奧さんに丸投げしないと良い家庭を築けない!」と、自分の考えを強要してくる人もいた。

立場が上の人ほど言葉のパワハラもエスカレートしていく

特に社長や専務といった役職の人は、毎日スタッフの欠点を探して高圧的に攻めるのが日課。

というか、普段接客しかできない会社方針のせいで他の業務は疎かだし、欠点なんてありまくりのパワハラ祭り。笑

「存在が目障り!」とか「利益を出せない給料泥棒!」「ゆとり世代は仕事ができない!お前たちは日本社会の失敗作なんだよ!」なんて日常茶飯事。

あと、こんな感じの会社なので、しっかり社員を教育できる余裕もなく、、

自発的に考えて行動できない人は、使い物にならない人材としてパワハラの標的になってしまう。

パワハラ

普通ならこんな会社辞めるのが正常な人の判断だと思いますが、洗脳されてるとそう思いにくい。

「あっ!自分ダメなんだ。もっと頑張らないと!」と思ってしまうんです。

「辞めたい!」と心の中では思ったりもしますが、行動には繋がりにくいのが悔しい。

こんなブラック企業に なんで4年も働いてたのか?

自分でもこの記事を書いてる途中、なんですぐ辞めなかったんだろう?

と考える事もありましたが、結局、、

「アパレルが好きだから」という思いに付きこまれて、、

最終的に、

好きなアパレルで働いてるんだからサービス残業をしろ!」

低賃金でも我慢しろ!」

「今辛くても頑張れば将来報われる!」

と、搾取されてしまったに尽きる。

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