スポンサーリンク

沖縄のハローワークで出会ってしまったブラック企業の話

スポンサーリンク

数年前にブラックアパレル企業を辞めた私ですが…

抜け出す事で精神的にいっぱいいっぱいで、一度無職の状態がありました。

そんな状態から再就職するまでいろいろあったんですが

その中でもブラック企業での面接の思い出が、今でも心をざわつかせます。

ざわざわ

出会いのきっかけはハローワーク。

初めての転職活動とあって「ひとまず国が運営してる所だから…」という理由で選んだのが始まりでした。

そんでハローワークのパソコンを使い、求人票を物色する訳ですが、

その時に見つけたのが、沖縄の印刷会社の求人。

社員20名ぐらいの中小企業で、基本給は18万と 沖縄の基準でいうと普通よりちょい高い感覚です。

何より『週休二日制 毎週・年間休日110日』となってたのが決め手でした。

求人票

ブラックアパレル時代は年間休日80だったので、天と地の差です。

すぐさま問い合わせると

「明日面接に来て欲しい!」とのこと。やった!!

急な面接で少し違和感がありましたが、無職の私にとっては関係ありません!

面接へ

そして翌日 印刷会社で面接をし、次の日には採用が決まり、トントン拍子で転職先が決まりました。

採用が決まった次の日は、条件面の確認と 契約書の記入という事で再度 印刷会社へ行くことに。

あれ?、転職ってこんなに簡単だったっけ?

採用

と思ってしまいましたが、徐々にブラックな面を垣間見ることになります。

 

採用後 再度印刷会社へ行くと、入口には社長がニコニコしながら出迎えてきました。

印刷会社の社長

新入社員として期待されてるのか?!なんか嬉しくなったのもつかの間

「ありがとう!助かったよー。先週社員5人がばっくれてしまって人材不足でね〜」

と、衝撃的な事をさらーっと言ってきました。

突然言われたので、私も

「へ〜そーなんすね!あははは〜」

あははは1

と一瞬流れでそう言ってしまいましたが全然あははは〜ではありません!

あははは2

この5人に何があったのか?

私の一般常識からすると、会社で5人がばっくれるというのは、普通じゃありません。

ばっくれる

ブラックな感じかしてきたぞ…

印刷会社の罠

社内に入ると 会議室に通され、

社長と軽い雑談や労働条件の確認をしていきます。

社長説明1

「女性が上司でも大丈夫か?」とか

「パソコンは使えるか?」とか

「残業があるけど大丈夫か?」とか聞かれたかな?

だいたいの確認が終わると、あとは雇用契約書に署名するだけです。

すると、

「一応、残業代は定時から2時間は付かない事になってて、あと月の休みは5回だからよろしくね!」

と、一方的に説明して 話を終わらせようとしてきました。

「何か分からない事などありませんか?」というような確認もありません。

 

えっ?!!!

えっ

残業代が支払われない時間帯があるなんて求人に書かれてないし、残業がある時点で毎月数十時間サービス残業をしなければなりません。

それに

月5日の休みでは、求人票にあった年間休日110日とのつじつまが全然合いません!

とくに休日は譲れない条件だったので、勇気を出して

「求人には『年間休日110日』とあったんですけど…月5日の休み以外で休みがあるということですか?」

と聞いてみると。

「あぁ…この休み以外に…年末年始や夏期休みが数日ありましてねぇ〜」

社長説明2

と抽象的な説明をしながら急にそわそわしだす始末。(この説明を聞いても110日いかない)

ごまかそうとしてるのが見え見えで、この時点でこの会社への転職はほぼあきらめ状態。

しかし、こうなったら開き直って聞けるところまで聞くしかありません!

「そもそも、求人票には『週休二日制 毎週』となってるんですけど、月5日の休みだと変ではないですか?」

と、踏み込んで聞いてみます。

ついでに ポケットに入れていた求人票を出し説明しました。

求人票

すると

「あぁ…これね!ハローワークの設定でその表記しかできないんだよ〜あははは〜」

社長説明2

しらを切ってきます。(ちなみに後日ハローワークのおばさんに聞いてみると「表記はいつでも変える事ができますよ」と、あっさり言われました)

 

これは働いたらヤバイ所だ!

 

なぜ5人がばっくれたのか、想像がつきます。

気づいたら雇用契約書に記入しようとする手が止まっていました。

正直 転職先を早く決めて楽になりたい気持はあったもののここで働いたら会社にいいように搾取されるのがオチです。

 

心も体もボロボロになるでしょう。

搾取

 

「すみません。こんな所で働けません。内定は見送らせていただきます。」

そう言って立ち去ろうとすると

 

「おいっ!!沖縄の中小企業はこんなものだ!」

「そうしないと会社も生き残っていけないんだ!社会をなめんなよ!!」

社長の怒り

と、社長に半ギレ 何故か半泣きされながら、この会社を後にしました。

なんとも後味の悪い終わり方です。

おそらく、会社の悪いイメージは極力あっさり説明して、入社さえさせてしまえば あとは都合の良いように丸め込もうという考えだったんでしょう。

 

このような会社は、ハローワークで嘘をついてまでして人材を確保しないと生き残れないでしょうか。

嘘で搾取

というか

休みがあり 賃金がちゃんと支払われる経営ができない時点で、さっさと潰れてしまったほうが良いと思うのは私だけでしょうか。

 

それで食べる飯は美味しいのか?

 

世の中 綺麗事だけではうまくいかないのも分かりますが、それを肌で感じると様々な不満や疑問が生まれてきます。

 

しかし、それでも会社に搾取される人は出てくるもの。

数日後、この会社の求人は人材が決まったという理由でなくなってました。

なんか悔しいというか…複雑な気持ちです。

あははは1

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました