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ブラックアパレル企業のトイレ掃除

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私が沖縄のブラックアパレル企業に入社したての頃の話ですが

そこに入社してしまうと、まず一日中重たい洋服の在庫の移動をさせられたり

荷物運び

とてつもない量の商品の数を数える検品という、新人を試す試練があります。

洋服の検品

作業だけを聞くと、まだ大丈夫という人もいるかもしれませんが

空調管理もされてない蒸し暑い倉庫内で、毎日 高圧的な上司のプレッシャーを受けながら汗だくで作業をするので、メンタルの弱い人は2、3日で辞めていきます。

逃げていく

そこで使える人材だと会社にどんどん使われるし、この作業に耐えきれない人はばっくれて消えていくという訳です。

 

そして、新入社員には「トイレ掃除」というもう一つの試練がありました。

トイレ

仕事を覚える前に ますは掃除から!という風潮が日本にはありますが、まさにそれです。

掃除もただやればいいのではなく、トイレ掃除を教える担当の上司がいて

毎朝トイレ掃除を行います。

その初日は、まず教える上司がやってみせて→覚えて→2日目は私がやってみるという流れ。

しかし掃除する工程がやたら多く、教えるスピードも速い為、懸命にメモをとって覚えようとしても追いつきません。

上司もメモの事などおかまいなしに、どんどん掃除をしていきます。(たぶんわざと)

トイレ掃除は、スポンジを掴んだ手を大便器に突っ込み ひたすら磨いたり、四つん這いになって床を掃除したりと、以外にハードに動き回ると思いきや

トイレ掃除

トイレットペーパーをホテルのアレみたいにしたりと繊細な作業もします。

トイレットペーパーのあれ

でも、とてもじゃないけど たった1日で覚えきれないので、案の定2日目の掃除で間違えを連発。

その度に

「なんで覚えないんだ!」

「2度も言わせるな!」

と高圧的に言われるわけでした。

高圧的に言われる

しかも正しい掃除方法は「自分で考えろ!!」と何も教えてくれません。

間違えると罵倒され、また間違えると罵倒される、まさにサンドバッグ状態。

それを繰り返すと、なんだか人格が無い操り人形のような不思議な気分になるのですが

操り人形

試練に耐えられない人は、また辞めてくのでした。

逃げていく

そもそも会社のトイレ掃除の徹底って重要?

私が務めてたブラックアパレル企業では、トイレ掃除に独自の哲学を持っていました。

その哲学をトイレ掃除の初日に聞いたことがあります。

トイレ掃除で便器を磨く事で、心も磨かれるんだ!

モヤモヤした悩みや、不満も洗い流す事ができて、朝から気持よく仕事をスタートする事ができる。

すると人間関係もよくなり、チームワークも良くなる。

チームワークが良くなると、お客様へのサービスの質も向上する。

最終的に売上げが上がり、会社が繁栄していく。

全てはトイレ掃除から始まるんだ!だからトイレ掃除を徹底しているんだ!

という話を新人に話すというマニュアルがあるようですが、、、

なんか、、、共感できない。

共感できない

「トイレ掃除は全くしなくていい」という訳ではないけど、

教えてる人が高圧的な態度で罵倒する時点で、人間関係が良くなるとも思えません。

ただ人が辞めていくだけです。

 

なんで、、トイレ掃除で こんなに怒鳴られないといけないんだ!

 

、、、そんな理屈でやってられない!

 

こんな会社なんかっっ!!!

トイレ掃除やってられない

と思いながら、

なんだかんだトイレ掃除で体を動かすのって以外と気持ちいい!!

楽しい

と、当時の私はせっせとトイレ掃除をしてました。

今思えば、プラックアパレル企業の洗脳の一環のようにも感じます。

 

だが、しかし…

あっ!このトイレ掃除、就業時間前の作業なんで給料には何も反映されないんですけどね!

あははは〜タダ働き!

搾取されてる

こんな感じで毎朝 搾取されてたのでした。

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